オチの面白さ

nostalji2012-12-13

ビデオに録画保存していたテレビ時代劇『剣』の第3話と第4話を観る。
第3話「刀狩り」(監督:土井通芳、脚本:井出雅人)は、刀狩りに来た武将と百姓たちの攻防を描いた物語。刀の持ち人は、刀狩りに来た城方の武将(石山健二郎)ね。落ち武者狩りで金を稼いでる百姓たちは、武将たちの命令でも素直に武器を出さないんですな。それで、副将(南原宏治)があれやこれやの策をろうして武器の在処を探るのですが、百姓(山崎努)たちも簡単には騙されません。最後の手段として庄屋(志村喬)を捕まえて処刑しようとしたところ、城が敵方に攻められて落城し、刀狩りにきた侍たちは落ち武者となるのね。百姓たちは隠していた武器を持ち出して、落ち武者狩りを始めるので〜す。
第4話「大阪夏の陣」(監督:土井通芳、脚本:国弘威雄橋本忍)は、徳川家を放逐された武将が怨みを晴らすために大阪方に加わる物語。刀の持ち人は、武将・塚田景清(田村高広)ね。塚田景清は石田家の家臣だったという理由で、秀忠(高橋昌也)の目に留まった妹を殺され、不当な扱いを受けて家康(島田正悟)によって放逐されます。大阪方に招かれて大阪城に入った景清は、淀君山田五十鈴)を煽って徳川との戦いに駆り立てるんですな。真田幸村岡田英次)は、そんな景清を不審に思うのですが、城方の誰もが景清を支持します。大阪方の和平対策は崩れ、夏の陣となって豊臣は滅ぶのですが、徳川に戻った千姫は大名になった景清を目撃するのね。景清は家康から、豊臣滅亡への戦を導く密命を受けていたので〜す。
どちらも、思いもかけぬドンデン返しの物語ね。