新鮮味はないが

nostalji2013-01-18

録画していた新春大型時代劇『鬼平犯科帳スペシャル・泥鰌の和助始末』を観る。店の金を横領したと濡れ衣を着せられて自殺した息子の仇を討つため、足を洗っていた盗賊・和助(石橋蓮司)が盗みによって息子の無念をはらす物語です。原作では和助と組む松岡重兵衛が盗賊一味に入ろうとする若き日の平蔵を止めた恩人でしたが、松岡重兵衛は登場せず、ここでは和助になっていました。その代わり、「おみね徳次郎」のエピソードの一部を加えて物語を膨らましています。レギュラー・シリーズでは原作は、「泥鰌の和助始末」(財津一郎が好演)と、松岡重兵衛を主人公にした「下段の剣」(不破の惣七はこちらのエピソードに登場)に分かれていましたね。
レギュラー陣は老齢化したものの、キャラが定着しているので安心して見ていられます。心地よいマンネリね。石橋蓮司の和助は貫禄ありすぎで原作のイメージとは違うのですが、平蔵の恩人という設定にしているので、このくらいの存在感は必要でしょう。同じ泥鰌でも前総理の野田さんは存在感がなかったなァ。