役者がグッド

nostalji2014-08-10

録画していたテレビ時代劇『剣客商売/鬼熊酒屋』を観る。北大路欣也斎藤工コンビの第3弾です。「鬼熊酒屋」と「三冬の縁談」がベースになっています。
秋山小兵衛(北大路欣也)の親友である医者の小川宗哲(古谷一行)に教えてもらった居酒屋“鬼熊酒屋”の酒と料理が気に入り通い始めます。店主の熊五郎石橋蓮司)は評判通りの偏屈な親父だが、人知れぬ過去と重い病気を抱えていることに小兵衛は気づきます。一方、秋山大治郎(斎藤工)に密かに想いを寄せている田沼意次國村隼)の娘・三冬(杏)に縁談が舞い込み、三冬は縁談の相手と立合うことになります。相手(平岳大)は一刀流の達人で……
石橋蓮司バツグンに巧いです。熊五郎の苦悩と情愛にホロリとさせられました。別の意味で巧いのが、小兵衛の若女房おはる役の貫地谷しほりね。『みをつくし料理帖』では花魁役、『吉原裏同心』では年上女房役と、キャラの異なる役を見事に演じ分けていますからね。北大路欣也平岳大相手に剣豪らしい立回りを見せてくれて満足。
脚本よし、演出よし、役者よしで、今年の時代劇の中ではベストだと思いま〜す。