当り前のこと

nostalji2013-01-31

再生視聴率の調査が出ていた。録画再生が放送中(オンタイム)より上回る例もあったとのことですが、今さらという感じで驚くべきことじゃないですよ。録画再生が圧倒的に高いのがドラマというのも当たり前のことね。バラエティー番組はながら視聴で充分ですが、ドラマはじっくり楽しみたいですからね。CMのないNHKやWOWOWなどの有料放送だと途中で途切れることがないので時間があればオンタイムで観ますが、民放ドラマは録画してCMを飛ばして観るのが普通じゃないかな。特にBSは、サプリ・化粧品・保険などの通販商品ばかりで、鬱陶しいたらありゃしない。アメリカでは有料のケーブルテレビ局がドラマをどんどん製作しており、質の高い作品が多いです。日本もCM収入だけに頼るのでなく、企業タイアップ・海外への輸出・DVD販売など多角的に考えたドラマ作りが必要だと思いますね。
ビデオに録画保存していたテレビ時代劇『剣』の43話と44話を観る。
第43話「鬼子母」(監督:篠田正浩、脚本:野上龍雄)は、ヤクザの女親分が子どもができたことから心境が変わっていく物語。刀の持ち人は、女親分のおこう(吉行和子)ね。敵対ヤクザとの喧嘩で、相手方の親分の子どもを拉致して勝利をおさめたおこうに用心棒(池部良)との間に子どもができるのね。用心棒は一家を去り、おこうは子どものために、子分たちを裏切って組を敵対ヤクザに売っ払うのです。反対した子分は敵対ヤクザに皆殺し。恐ろしきは我が子しか目にない母親。
第44話「巷談森の石松」(監督:小野田基幹、脚本:安藤日出男)は、御存じ森の石松の物語。刀の持ち人は、森の石松長門裕之)ね。虎造節をうなる浪曲師(長門裕之)を語りで物語は始まります。相方の三味線弾きは南田洋子。ストーリーは従来の石松ものと同じです。違うのは、ラストね。都鳥の吉兵衛一家に斬られて底なし沼に落とされた石松が息を吹き返して沼から脱出、傷の養生をして清水港へ帰ってみると、次郎長一家はすでに石松の仇討ちをすまし、盛大な葬式の真っ最中、のこのこ現れたら親分次郎長に恥をかかせるてぇんで、そのまま死んだことにして姿をくらましたんだってさ。虎造もビックリの石松代参ね。♪〜バカは死ななきゃ、治らない〜