まとめて座頭市

nostalji2011-12-30

録画していたテレビ版『座頭市物語』の17話〜23話を観る。第17話「花嫁峠に夕陽は燃えた」(監督:森一生、脚本:山田康之)は、浜田光夫の嫁になる紀比呂子を、横恋慕した悪代官(郷?治)から市が守る物語。悪代官を悪事を調べていた八州隠密廻り(井川比佐志)が味方になったので、代官を斬っても市にはお咎めなしね。
第18話「すっとび道中」(監督:黒田義之、脚本:池田一朗)は、悪徳ヤクザ(土方弘)にバクチの借金で女(横山リエ)を形にとられ、敵対する親分を斬って追われている中村賀津雄を市が助ける物語。市=カツシンそのものの演技に対して、中村賀津雄の自然な演技が好対照でした。
第19話「故郷に虹を見た」(監督:井上昭、脚本:池田一朗・東條正年)は、弟(河原崎建三)の殺人の罪を被って旅に出ていた男(藤田まこと)が故郷に戻ってみると、実家の料亭はヤクザ(織本順吉)が運営する女郎屋に変わっていて、ヤクザは男の妹(真野響子)まで狙っているんですな。市が男に言うセリフ「自分が不幸を背負いこめば、周りが幸福になれるなんて、誰が決めたんだ。お前さんの思いあがりだよ」
第20話「女親分と狼たち」(監督:森一生、脚本:高橋二三)は、女親分(ミヤコ蝶々)の息子(山本圭)と育ての息子(佐藤慶)が縄張り争いをして殺しあう物語。市は女親分を殺しにきた佐藤慶の子分を斬るくらいで、傍観者にすぎません。
第21話「湖に咲いたこぼれ花」(監督:井上昭、脚本:高橋二三・中村努)は、女を騙して女郎屋に売りとばす男(林与一)に、騙されているとわかっていても男を想い続ける女(小川知子)の心情を描いた物語。市は男を斬りますが、それは女の幸福ではなかったという皮肉な結末になっています。
第22話「父と子の詩」(監督:黒田義之、脚本:高橋二三・宮嶋八蔵)は、ヤクザの用心棒になりさがった男(田村高廣)が市を殺す仕事を引き受けますが、ヤクザの親分(田中邦衛)と悪役人(菅貫太郎)に息子を人質にとられたため、逆に悪ヤクザと悪役人を斬る物語。市は田中邦衛の子分を斬るくらいで、傍観者にすぎません。
第23話「心中あいや節」(監督:勝新太郎、脚本:星川星司)は、妻子ある大庄屋の息子(松平健)と瞽女浅丘ルリ子)の悲恋の物語。市は大庄屋(加藤嘉)に頼まれて瞽女を斬りにきた殺し屋(石橋蓮司)と対決するくらいで、傍観者にすぎません。
テレビ版の特長は、主となるのはゲスト出演者で、市はそれに絡むだけの存在になっていますね。ゲスト出演者のしっかりした演技に支えられて、中身の濃い作品になっていま〜す。