記念作品だが

nostalji2013-08-20

録画していた『007スカイフォール』(2012年/監督:サム・メンデス)を観る。“ズドンと一発”の後、オープニング・シークェンスは盗まれた潜入スパイリストを取り返すために敵のエージェントと大追跡。しかし、ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ)は列車から落ちてタイトル画面へ。今回もオープニングは『ゴールドフィンガー』のような独立したアクション・シークェンスとなっておらず、プロローグ的な役割ね。
作戦の失敗によりM(ジュディ・デンチ)の立場は悪くなり、さらにMI6本部が爆破されMは窮地に立たされます。現場に復帰したボンドは、わずかな手がかりから黒幕がMに怨みを抱く元MI6エージェントのラウル・シルヴァ(ハビエル・バルデム)であることをつきとめ、逮捕しますが……
1962年のシリーズ最初の作品『ドクター・ノオ(日本公開は1963年で邦題は「殺しの番号」)』から50年目の記念ということで期待したのですが今イチ。美女とのお熱い関係もなければ、新型秘密兵器も指紋認証のワルサーPPKだけとは寂しいです。懐かしのアストンマーチンが出てきたのは嬉しかったですけどね。新しいM(レイフ・ファインズ)、マネーペニー(ナオミ・ハリス)、Q(ベン・ウィショー)の登場は、次作からは振出しに戻ってシリーズを続けるということかな。