若い時から老け声

nostalji2014-02-01

先日亡くなった永井一郎(82歳)さんを偲んで、テレビ西部劇『ローハイド』を観る。永井さんといえば、アニメ『サザエさん』の波平の声で有名ですが、私にとっては『ローハイド』に出てくる初老の料理番ウィッシュボンですね。『ローハイド』は1959年〜65年に放送されており、その頃から老け声をやっていたんですよ。料理見習いの若者マシューを怒る声は波平です。
たまたま再生したエピソードの一つは、ウィシュボン(ポール・ブラインガー)が主人公のものでした。普通は隊長のギル・フェーバー(エリック・フレミング)のナレーションで始まるのですが、ウィッシュボンの料理番ボヤキのナレーションで始まるんですよ。料理に文句を言うカウボーイたちに、日頃の鬱憤がたまっていたウィッシュボンは、偵察担当のピート(シェブ・ウーリー)の言うことをきかず、キャンプ地へ近道しようとします。途中で鉱山町の荷馬車隊とぶつかり、馬車は側溝に落とされ、ウィッシュボンは負傷するんですな。元従軍看護婦の初老の未亡人に介護され、鉱山町でレストランを開店します。荷馬車隊の不正を暴いたりして活躍しますが、結局、フェイバーたちが忘れられず、牛追いの旅に戻るのです。
もう一つのエピソードは、食料不足になってフェイバーたちの牛を盗んだスイスからの移住者の物語。フェイバーが負傷して破傷風で死にかけるのですが、移住者のリーダーの治療で救われます。スイスの技術者たちなので、銃器を補修するといって使えなくして牛を盗むというのが面白い趣向でした。
2000年頃にCATVのスーパーチャンネル(現:スーパードラマTV)で放送したものを録画したのですが、最近は懐かしの海外ドラマを放送しなくなりましたね。海外ドラマは数多く放送されていますが、モノクロ時代の懐かしいドラマを放送して欲しいで〜す。