未公開だったが

nostalji2014-01-31

西部劇DVDの『キャトル・ドライブ』(1951年/監督:カート・ニューマン)を観る。列車旅行中の鉄道会社の社長御曹司(ディーン・ストックウェル)が、給水停止した列車から降りて遊んでいるうちに列車に乗り遅れ、西部の荒野にとりのこされます。野生の黒馬を追っていたカウボーイ(ジョエル・マクリー)と出会い、彼と一緒にキャトル・ドライブに加わることになるのね。世間知らずの生意気な少年が、牛追いの男たちと接するうちに人間的に成長していく物語です。
西部劇の良心ともいうべきジョエル・マクリーの篤実なカウボーイもさることながら、少年の話し相手になる初老の料理番チル・ウイルスが良かったですね。キャトル・ドライブの料理番といえば、先日亡くなった永井一郎さんが吹替えていた『ローハイド』のウィッシュボンが思いだされました。
インディアンや悪い奴は出てこず、銃撃戦がないので西部劇として物足らなさはありますが、馬や牛の暴走があって、それなりに楽しめます。70年代ニューシネマ時代の『男の出発』のようなリアルなカウボーイではありませんが、このような牧歌的な作品も良いもので〜す。
今回の“ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ7”のDVDボックスには、8作品収録されていますが『愛の弾丸』は以前にビデオで観たのでパス。ビデオでの邦題は『アニー・オークレー』でした。どんな作品かというと、ココへ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/janru/rko1.htm