売り出し前で

nostalji2014-04-17

懐かしの海外ドラマ『カメラマン・コバック』の2巻を観る。
エピソード4は、コバック(チャールズ・ブロンソン)が火事現場の野次馬を撮影したネガと写真をギャングに奪われ、その理由をつきとめて老ギャングを救う物語。写っていた女性(アンジー・ディキンソン)は老ギャングの娘で、彼女を捜すために父親の写真館に保存されている多くの女性ポートレイトを切り貼りしてモンタージュを作るところが、このドラマらしいところです。
エピソード5は、知事選に出馬したカジノ経営者が合成写真で仕組んだ罠をコバックが見破る物語。カジノ経営者の対立候補を撮った写真を悪用されコバックは濡れ衣をきせられますが、合成技術の腕前から犯人を割り出し、逆に合成写真を作って黒幕のカジノ経営者を追いつめるところが、このドラマらしいところです。
エピソード6は、テスト飛行中に行方不明になったパイロットの恋人が自殺しそうになるのをコバックが救う物語。新型ジェット機の写真を撮りに空軍基地に行ったコバックは、テスト・パイロットの密着取材をしますが、彼の恋人は父も弟も飛行機事故で亡くしていたことから……。写真が重要ファクターにならないエピソードでした。
日本で放送された時は、『リオ・ブラボー』などでアンジー・ディキンソンは知られた存在でしたが、本国での放送時はまだ売り出し前ね。売り出し前といえば、ブロンソンの声を吹替えていたのは佐藤慶。当時は、西村晃中谷一郎藤岡琢也なども声優の仕事をしていましたねェ。