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nostalji2014-05-09

録画保存していた西部劇『やさしく愛して』(1956年/監督:ロバート・D・ウェッブ)を再見。南北戦争終結した日、それとは知らずに南軍将校のヴァンス(リチャード・イーガン)は弟や部下たちと北軍の金を奪います。敗残兵から終戦を知ったヴァンスは金を山分けして弟たち(ウィリアム・キャンベルとジェームズ・ドルーリー)と4年振りに故郷に帰りますが、ヴァンスの戦死が伝えられていて恋人のキャシー(デブラ・パジェット)は末弟のクリント(エルヴィス・プレスリー)と結婚していたんですな。ヴァンスは諦めて家を出る決意をしますが、探偵シリンゴ(ロバート・ミドルトン)とキンケイド少佐(ブルース・ベネット)に公金横領のかどで逮捕されます。奪った金を返せば許すという条件をシリンゴが出しますが、クリントがヴァンスを訪ねてきた部下たち(ネヴィル・ブランド、ケン・クラーク、L・Q・ジョーンズ)とヴァンスを救い出すのね。ヴァンスは金を返すことを決めますが、部下たちは不承知。この金の取戻しをめぐってキャシーがヴァンスに力を貸したためにクリントが誤解し、兄弟が射ち合うことになり……
プレスリーの映画デビュー作で、主題歌の他に3曲歌っています。残念ながら、この西部劇に歌がマッチしていません。パーティーで歌うプレスリーの腰振りは青春映画の乗りね。デブラ・パジェットの態度が曖昧で、プレスリーがイーガンとパジェットの幸福を祈りながら死んでいくラストに全然感動なし。プレスリー人気で興行的にはヒットしたようですが、凡作で〜す。