トニーよ、お前もか

nostalji2014-07-02

録画していた『アイアンマン3』(2013年/監督:シェーン・ブラック)を観る。『アベンジャーズ』の続きとなるアイアンマンだけの物語です。最後の最後に、ハルクのバナー博士(マーク・ラファロ)が顔を見せていましたけどね。
アベンジャーズ”の戦いでトラウマを持ったトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、新型アイアンマン・スーツの開発に没頭しますが眠れない日が続き、心身ともに疲弊します。その頃、イスラム過激派集団マンダリン(ベン・キングズレー)による爆破テロが続き、身体を燃焼させる超能力集団であることがわかるのね。背後にはトニーに怨みを持つキリアン(ガイ・ピアース)がいて、バイオ技術によって使っていない脳の一部を活性化させて超人にしていたんです。
パニック障害で恋人ペッパー(グウィネス・パルトロウ)との関係さえもうまく保てず、楽天家だったトニーが悩んじゃったりして、ヒーローが悩むという悪しき傾向がこの作品にも出ています。悩めば人間ドラマになるとでも思っているんですかね。
遠隔操作でバラバラ飛んできて着脱できる新型スーツが今回のミソで、それなりに面白さはあるのですが、これで無敵になるぞという感覚がないんですよ。パワースーツ相手の戦いでなく、超能力者相手というのもアイアンマンの魅力が半減しています。いじくり過ぎて、つまらなくなったという見本で〜す。