知られることなく

nostalji2014-12-22

ビデオに録画保存していたテレビ西部劇『荒野の七人』のパイロット版(前後編)を再見。1998年〜2000年に2シーズン全22話が放送され、日本でもテレビ朝日で2002〜3年頃パイロット版を含むシーズン1・全9話が放送されました。深夜に放送されていたので、系列全局で放送したのかは不明ですが、西部劇ファンの知る人ぞ知る番組でした。
でもってパイロット版ですが、南部復活を夢見る元南軍のアンダーソン大佐(カートウッド・スミス)率いる無法集団がセミノール・インディアンの部落を襲います。金鉱から採掘する金が目的で、7日後に金塊を用意しておくように言って立ち去るのね。金鉱は既に廃鉱で金は採れず、酋長は部落を守るためにガンマンを雇うことにします。手当した患者が死んだことからリンチされそうになった黒人ネイサン(リック・ワーシー)をカウボーイたちから救ったクリス(マイケル・ビーン)とビン(エリック・クローズ)に声をかけ、彼らがバック(デイル・ミッドキフ)・ジョサイア(ロン・パールマン)・エズラ(アンソニー・スターク)を仲間にし、ガンマン希望の若者JD(アンドリュー・カボビット)が加わって7人ね。7人揃うところまでが前編。
迎え討つ準備ができたところへ無法集団が来襲。色々な仕掛けを施して撃退に成功しますが、エズラが見張りをサボって金鉱探しをしている留守に無法集団が引き返してきて6人が捕まります。失敗を取り返すためにエズラは6人を救出し、7人は反撃開始。後編は銃撃戦の連続です。
クリスとビンはオリジナル・メンバー。クリスの服装が黒づくめというのは、ユル・ブリンナーが黒づくめだった影響でしょうね。ビンの銃がランダル銃で賞金稼ぎだった過去があるという設定はスティーブ・マックィーンの楽屋オチです。未熟な若者、金に目がない賭博師、女好きのガンマン、運命論者のガンマン神父、ナイフ投げの名人で医者の心得がある黒人というメンバー構成で、無法集団との銃撃戦で映画なら何人か死んでいると思うのですが、シリーズ化が前提なので誰も死にませ〜ん。