西部の小さな町が舞台ということで

nostalji2015-06-03

録画していた『リベンジ・ガン』(2014年/監督:キース・バーマー)を観る。
10年前にラスベガスのカジノを襲って大金を奪った強盗団の主犯コール(グラント・バウラー)が、先に出所したスティルマン(ジャン・クロード・バンダム)と2人の仲間の手助けで刑務所から脱獄します。彼らの目的は、一人だけ捕まらずに大金を持って逃げたビショップ(レニー・ジェームズ)を捜すこと。ビショップは逃げる時に頭に受けた傷がもとで記憶喪失になり、荒野の小さな町で保安官をしています。銃を持たない平和主義者で町民の信頼を得ていましたが、情報を求めてその町に立ち寄ったコールたちはビショップを見つけ……
ジャン・クロード・バンダムが主演と思いきや、親しくなった酒場の女主人の店で暴れる仲間(画像:後ろのサングラスの男ね)を止めようとして刺されて死ぬ如何でもいいような役でした。主人公は黒人のレニー・ジェームズで、コールたちにボコボコにどつかれて、少しずつ記憶が甦ってくるのね。彼らの凶悪ぶりを思いだし、町の住民を守るために銃を手にします。
町民の信頼を得ている保安官が元強盗犯で、彼が持って逃げた大金の隠し場所を吐かせるために凶悪な昔の仲間がやって来るという設定は、西部劇の物語構造ですな。オートマチック拳銃ではあるものの、早撃ち対決が随処にあり雰囲気も西部劇です。保安官助手がガンスピンの練習をしているところもね。西部劇風味付けで意外と楽しめま〜す。