西部劇ということで

nostalji2015-06-02

録画していたバイオレンス西部劇『ギャロウ・ウォーカー煉獄の処刑人』(2013年/監督:アンドリュー・ゴス)を観る。
アマン(ウェズリー・スナイプス)は恋人を殺した悪党カンサ(ケヴィン・ハワース)と手下たちを刑務所まで追って復讐しますが、看守に撃たれて自らも息絶えます。しかし、アマンの母親が神と契約して生きかえるのね。契約には条件があって、アマンに殺された連中も“ギャロウ・ウォーカー”と呼ばれるゾンビとなって蘇るんですよ。ギャロウ・ウォーカーが襲った囚人馬車から助けたファビュラス(ライリー・スミス)という若者を味方にし、アマンは屠畜場でギャロウ・ウォーカーと対決します。
ギャロウ・ウォーカーの頭部を破壊しない限り殺すことができないのはゾンビと同じですが、何故か太陽にも弱いようで、人間の皮を剥いで顔につけたり、覆面したりしています。ゾンビとしての怖さはありませんね。単純な物語を、解りづらく表現した血みどろ映画です。ゴス監督はマカロニウエスタンが好きなのか、最初のアマンとカンサの手下との決闘シーンは『ウエスタン』だし、ラストのアマンとカンサの決闘は『夕陽のガンマン』ね。西部劇を作りたかったが、西部劇では客を呼べないのでゾンビ映画にした感じで〜す。