総花的だが

nostalji2015-06-06

先日外出した時にゲットしたムック本『黄金の高度成長時代・懐かしの名場面100』(宝島社:2015年5月3日発行)に目を通す。1960年〜72年の期間を対象に、世相編、社会・事件編、スポーツ編、映画・テレビ編、文化・流行編の6ジャンルで構成されています。
200人(50〜79歳)のアンケート調査による“高度成長時代・伝説のベスト10”は以下の通り。1位:あさま山荘事件(72)、2位:アポロ11号月面着陸(69)、3位:3億円事件(68)、4位:大阪万博(70)、5位:東京オリンピック(64)、6位:東海道新幹線開通(64)、7位:ケネディ大統領暗殺(63)、8位:沖縄本土復帰(72)、9位:安保闘争(60)、10位:東大安田講堂占拠(68)となっています。東京オリンピックより大阪万博が上にきたのは意外でしたね。
映画・テレビ編は、“時代を彩るスターたち”“憧れの日活3人娘と名女優たち”“銀幕のヒット作・人気シリーズが始まったあの頃”“人気の洋画・海外ドラマ”ということでまとめていますが、映画が元気だったのは50年代で、60年代からはテレビの影響でどんどん衰退していきます。高度成長の象徴はむしろテレビにあるのに、テレビに関する名場面が殆どないのが不満ですな。ちなみに、テレビが生中継したあさま山荘事件の視聴率は50.8%、アポロ11号月面着陸は43.8%、東京オリンピック(バレーボル日本対ソ連)は66.8%でした。露木茂氏がインタビューで語っているように、テレビとともに歩んだ高度成長時代なので〜す。