昆虫怪獣は好きだけど

nostalji2015-09-04

リアルタイムで観ているので録画したまま放ったらかしていた『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000年/監督:手塚昌明)を再見。ゴジラの襲撃によって大坂に遷都したという設定ですが内容的には意味がありません。
ゴジラ対策のために開発されたブラックホール砲“ディメンション・タイド”の実験で時空間に歪みが生じて古代昆虫の卵が出現します。それを持ち帰った少年が渋谷の下水に捨て、メガヌロンが誕生。メガヌロンによって地下水脈の水が溢れだし、渋谷は湖状態になります。メガヌロンは羽化してメガニューラとなり、大群で幕張に現れたゴジラを襲います。ゴジラのエネルギーを吸収したメガニューラは全てのエネルギーを集中した一匹のメガギラスとなりゴジラと対決。
主な出演者は、ゴジラ襲撃で上官(永島敏行)を喪いゴジラ打倒に執念を燃やす防衛隊“Gグラスパー”隊長の田中美里田中美里を好きになりブラックホール砲(人工的にブラックホールを発生)を開発する技術者の谷原章介、谷原の上司でブラックホール砲開発責任者の科学者に星由里子、ゴジラ対策の政府責任者に伊武雅刀、それにメガギラスの進化の過程を説明するだけの古代生物科学者で中村嘉葎雄が顔を見せていました。
メガニューラの大群とゴジラの戦いは、これまでの怪獣バトルと異なり、面白い試みでしたね。メガギラスとのバトルは単調。
第1作からの延長か、ゴジラが日本を襲うのはエネルギー破壊が目的になっています。原発を廃止し、クリーンエネルギーに転換してゴジラが日本を襲わなくなったのですが、政府が密かにプラズマ発電を開発していたのをゴジラが察知したんですな。プラズマ発電の研究施設を破壊したゴジラブラックホール砲により消滅したかに見えますが……
日本に原発は必要な〜い。