馬の次は犬

nostalji2015-10-23

西部劇DVDの『大雪原の決闘』(1953年/監督:ジョセフ・ペヴニー)を観る。ゴールドラッシュ時代のカナダ北西部を舞台に、夫婦と一頭の犬が生み出す日本未公開の冒険活劇です。
ピーター(ロック・ハドソン)と妻のドロレス(マーシャ・ヘンダーソン)は収穫した毛皮を積んでシアトルへ帰る予定でしたが、機関士が金鉱探しに行って出港できなくなります。ピーターは機関士を連れ戻すためにイヌイットの村へ。これは、ドロレスに横恋慕してピーターの積荷も奪おうと考えたブレイク(スティーヴ・コクラン)の罠だったのね。狙撃手から逃れ、町へ戻ってきたピーターはブレイクと大格闘を演じますが、ブレイクの手下のフランク(ヒュー・オブライエン)がブレイクに手を貸し、ピーターは脚を骨折します。ドロレスはピーターを犬橇に乗せ医者のいる町へ。お供は、飼い主をブレイクに殺され、ドロレスに助けられた精悍なマスティフ犬。彼らを殺そうとブレイクが後を追いますが……
犬橇を使った大雪原での追跡劇が見せ場になっています。昨日観た『荒馬サンダーホーフ』では動けなくなった主人公を馬が救いますが、この作品では犬ね。殺された飼い主の仇討までします。ジェームズ・オリヴァー・カーウッドの原作で、過去にも2度(1919年と1927年)映画化されており、53年では過去の話でも当初は現代劇。年代的にも場所的にも西部劇とはいえませ〜ん。