週に一度は西部劇

封をしたままだったDVDで『テキサス』(1966年/監督:マイケル・ゴードン)を観る。リアルタイムで観て以来の再見です。3本買ったら3千円というのでゲットしたのですが、ついで買いだった為か、今まで忘れていました。

フィビー・アン(ローズマリーフォーサイス)と結婚するためにルイジアナにやってきたスペイン貴族ドン・アンドレア(アラン・ドロン)でしたが、挙式寸前に結婚に反対する騎兵隊士官と争い、過って彼を2階から突き落としてしまいます。殺人犯にされてしまったアンドレアは、士官の従兄弟で騎兵隊の隊長ロドニー(ピーター・グレイブス)に追われ、命からがら逃走。テキサス開拓民のサム・ホリス(ディーン・マーチン)に銃の腕前をみこまれ、彼とまだ合衆国に加入されていないテキサスに向かいます。テキサスはコマンチ族の脅威にさらされており、アイアン・ジャケット(マイケル・アンサラ)酋長が支配するコマンチの土地で、アンアドレアが生贄にされそうになっていたコマンチの娘ロネッタ(ティナ・オーモン)を呪術師(リチャード・ファンズワース)から救ったことから……

アラン・ドロンの西部劇初出演作品で、ドロンは楽しんで演じている感じ。コメディ西部劇なんですが、ドロンはキレのよい動きをしています。ドロンを追ってきたローズマリーを好きになり、あの手この手で口説くディーン・マーティンも持ち味が出ていてグッド。ヨーロッパとアメリカ西部の文化の違いをコミカルに描いており、のんびり愉しめる作品でした。

ちなみに、キングストン・トリオが歌う主題歌がナレーションになっています。60年代前半までは、主題歌で内容を紹介する西部劇が結構あったので~す。