総花的

nostalji2016-01-17

帰省の新幹線で読みかけだった安西篤子:著の『北条時宗と蒙古襲来』(学研M文庫:2000年12月15日初版発行)を読了。
時宗の誕生から死ぬまでを描いた歴史小説です。北条政権の概要が時宗誕生時から死後まで触れられているので鎌倉時代を雑っと知るには役立ちました。それと中国情勢(金が勃興し、さらに元による南宋滅亡)についてもね。その分、時宗の行動における心情などの小説としての厚みは欠けます。元寇に関しても詳細な分析はなく、一般に知られていることばかり。入門書で〜す。