溜まってきたので

nostalji2016-05-22

録画したままだった『ドラキュラZERO』(2014年/監督:ゲイリー・ショア)を観る。ドラキュラの起源とされる15世紀に実在したヴラド・ドラキュラを主人公にしたダークファンタジー・アクションです。
1462年、オスマントルコ勢力下にあるトランシルヴァニア国の君主ヴラド(ルーク・エヴァンス)は、かつては“串刺し公”と異名をとる猛将でしたが、今は愛する妻ミナ(サラ・ガドン)や息子と共に平和な生活を送っています。「兵士として育てるために息子を含む少年1000人を渡せ」というオスマン帝国のメフメト王(ドミニク・クーパー)からの要請を拒否し、対決を決意。オスマンの大軍を前に、ヴラドは古くから伝わる闇の力と契約し、強大な力を手に入れますが……
ドラキュラが倒すべき悪魔の存在でなく、ダークヒーローになっているのが目新しいですね。吸血コウモリを操って千人の兵士をいっぺんに倒すほどの力を持っていても弱点があります。昼間の攻撃には対応できないのと、純銀に弱いことね。メフメト王との決闘では、銀が小道具として面白い使われ方をしています。CGによるアクションはありきたりですが、視点を変えたドラキュラ映画として楽しめました。