現代風チャンバラ

録画していた『キングダム』(2019年/監督:佐藤信介)を観る。春秋戦国時代の中国を舞台にした原泰久の人気マンガの実写映画化です。
戦災孤児のシン(山崎賢人)とヒョウ(吉沢亮)は大将軍になることを夢見て剣術を鍛錬。しかし、ヒョウは秦国の大臣(高嶋政宏)の目に留まり、王宮へ召し出され別々の道に進みます。その後、王宮でクーデターが勃発。傷を負ったヒョウは、なんとかシンのいる納屋にたどり着き、地図と剣を託して命を落とします。ヒョウは地図に記された小屋に行き、ヒョウとそっくりな秦王・セイ(吉沢亮の二役)に出会い……
中国ロケまでした大作。若者の夢と冒険を描き、強敵を倒していくことで成長するというのは少年マンガの王道ですな。登場人物のキャラもマンガ的。過去のマンガやアニメの実写化作品は、へんにリアル化して失敗したものが多かったですが、原作は知らなくても原作の雰囲気は伝わってきます。アクションは当世風。刀で斬りあうというより、飛んだり跳ねたりね。斬られても、斬られても、驚異的な回復力で立ち上がり、やっとこさ相手を倒すというパターン。マンガが原作ということを前提に観たら、それなりに楽しめました。

f:id:nostalji:20200215103658j:plain