Jホラーだが

nostalji2018-08-24

録画していた『こどもつかい』(2016年・松竹/監督:清水崇)を観る。子どもたちの怨みをかった大人たちが謎の死をとげるホラーです。
連続不審死事件を追う新聞記者の駿也(有岡大貴)は、小さな子どもが失踪した3日後に子どもに怨まれていた大人が死んだことに気づきます。保育園で働く駿也の恋人・尚美(門脇麦)は、謎の男(滝沢秀明)を目撃。尚美はふとしたことから子どもの怨まれてしまい、子どもたちが歌っていた歌をヒントに、駿也と呪いの秘密を解こうとしますが……
Jホラーの特長である不条理な呪いでなく、理由付けしたことで、『リング』や『呪怨』のような恐怖感はありません。滝沢秀明も怖くないしね。親の子どもへの虐待など社会問題を織り込み、子どもの怨みをはらす“こどもつかい”という発想は面白いですが、こどもつかいの正体と尚美の関係がわかってからは、シナリオが迷走。ブラジリィー・アン・山田との共同脚本に原因があるのかな。竜頭蛇尾の作品で〜す。