本格シリーズ化

nostalji2016-07-22

録画していた『サザエさんの青春』(1957年・東宝/監督:青柳信雄)を観る。
山中老人(柳家金語楼)の仲人でマスオさん(小泉博)との婚約が決まったサザエさん江利チエミ)は花嫁修業をはじめます。お母さん(清川虹子)に代わって一家の家事をするものの失敗ばかり。ノリスケ君(仲代達矢)とミチ子さん(青山京子)は結婚して赤ちゃんが生まれ、サザエさんも育児の勉強。家計が自分の失敗で赤字となったサザエさんはデパートのパートタイマーになります。偶然、お父さん(藤原釜足)の会社の専務(益田喜頓)夫人に親切にしたことから専務の息子(江原達治)と見合いする羽目になり……
サザエさん”シリーズは全部で10作あるのですが、この作品からカラーになります。江利チエミとダークダックスが歌っていた主題歌も変わり、江利チエミのソロに。カツオ役も小畑やすしから白田肇に代わりました。
内容は、メインストーリーにサザエさん一家の4コマ漫画的ギャグを入れ、夢想シーンで江利チエミの歌を聞かせるという構成に変わりありません。現在の視点から見ると古さを感じますが、内容よりも昭和30年代前半の懐かしの風景や風俗が楽しいので〜す。