夏だ、海だ、サメだ

nostalji2016-07-25

録画していた『トリプルヘッド・ジョーズ』(2015年/監督:クリストファー・レイ)を観る。突然変異の三つ頭のサメが人間を襲うオリジナルビデオ(レンタル専用)です。
海洋汚染が生物に与える影響の研究をしている海洋生物研究所に着任したマギー(カルーシェ・トラン)が施設を見学している時、三つ頭の巨大なサメが研究所を襲って破壊します。マギーは汚染調査に来ていた大学時代の親友グレッグ(ブラッド・ミルズ)とボートで脱出しますが……
ジョーズ』の大ヒット以来、サメ映画が続々作られるようになり、現在ではジャンルとして確立しています。殆どが、サメが次々と人を襲うだけの低予算のB・C級作品ですが、青い海とビキニの美女というのが夏向きで、それなりに儲けが出るのでしょう。この作品でも真っ先に食べられるのがデカパイの姐ちゃんね。頭が三つあるので、効率よく食べていきます。救難信号で駆けつけたダニー・トレホマチェーテ(大型の山刀)でサメの頭を斬り落とすのですが、別の頭に食べたられたり、プロレス出身のロブ・ヴァン・ダムがサメにヘッドロックして別の頭に食べられたりと、楽屋落ちネタは笑えますな。シーン毎にサメのサイズが異なっていたり、サメに破壊されて傾いていたパーティークルーズの船がいつのまにか水平になっていたりと、作り方はいいかげん。結末も、主人公たちが直接サメ退治するわけでなく、何じゃコリャで〜す。