馴染みの剣豪

nostalji2016-08-20

移動や待ち時間の間に読んでいた小島英記:著の『塚原卜伝』(日経文芸文庫:2014年5月8日第1刷発行)を読了。
塚原卜伝が16歳で兵法修行に出て82歳の生涯を終えるまでを描いています。謀略渦巻く幕府の権力争いに巻き込まれながら、幾多の闘いを経て成長していく前半部分が面白かったです。“一の太刀”を編み出し無敵の剣豪になってからは、事象を追うだけになっており、小説としての深みはありませんね。塚原卜伝を知る入門書としては悪くありませ〜ん。
本日、帰京。