ここらで西部劇

nostalji2017-04-06

友人が送ってくれた西部劇『硝煙のダコタ』(1942年/監督:レイ・エンライト)を観る。水源をめぐって悪党たちと戦うワイルド・ビル・ヒコックの活躍を描いた劇場未公開作品です。
1871年のシカゴの大火で酒場を焼失したベル(コンスタンス・ベネット)は、野心家のファレル(ウォーレン・ウィリアム)とパウダーリバーに向かいます。乗った列車が強盗に襲われますが、ヒコック(ブルース・キャボット)が強盗退治。ファレルは悪徳保安官のエドモンズ(ワード・ボンド)と組んで法を悪用し、土地を安く買い占めますが、ヒコックの友人ノーラン(ラッセル・シンプソン)が所有する水源のある土地が手に入りません。エドモンズはノーランを殺人罪で逮捕し、ヒコックがノーランの無罪を証明する証人を捜している間にノーランを吊るし首にします。ヒコックは土地の相続人である少女ジェニー(ベティー・ブルーワー)と小牧場主を守るために戦いを開始……
撃ちあいに殴り合い、酒場女の彩を添えて、牛の大群とダムの決壊でクライマックスという娯楽映画らしい展開です。銃撃戦は今イチでしたが、暴走する馬車を馬車で追いかけて飛び移るというスタントはこれまで見たことのないものでした。西部劇全盛時の典型的なB級西部劇といえま〜す。