時代劇から

nostalji2017-05-27

韓国時代劇『六龍が飛ぶ』とBSプレミアムの金曜時代劇『立花登青春手控え2』を観了。
『六龍が飛ぶ』は、高麗滅亡から朝鮮建国の激動の時代を描いた歴史アクションドラマです。この時代を描いたドラマとしては、イ・バンウォンを主人公にした『龍の涙』と、チョン・ドジョンを主人公にした『鄭道伝(チョン・ドジョン)』がありましたが、このドラマは二人が主人公。私兵の廃止、土地改革、儒教を基本思想とする国造りは二人とも共通しており、王として政治をしたいバンウォン(ユ・アイン)と官僚による政治を目指すドジョン(キム・ミョンミン)の対立という図式になっています。彼らの共通の敵が無名(ムミョン)という架空の組織。経済と情報を独占して、国の安定を図ろうとしているんですな。といっても、ドラマとしては深い政治性はなく、イ・バンジ(ピョン・ヨハン)やムヒュル(ユン・ギュンサン)が剣士として上達していくチャンバラが面白いんですけどね。敵の剣士も強く、斬って斬って斬りまくるという劇画の世界です。
『立花登青春手控え2』は、小伝馬町の若き獄医・立花登(溝端淳平)が、訳あり囚人の話を聞いて、その背後にある事件を解決していく1話完結の物語。シーズン2では下宿先の叔父・小牧玄庵(古谷一行)の娘・ちえ(平祐奈)との仲が進展しましたけどね。藤沢周平の原作エピソードは8話残っているので、シーズン3も期待したいで〜す。