週に1度は西部劇

西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『火を吐く拳銃』(1944年/監督:ルイス・D・コリンズ)を観る。牧場主の息子が、鉄道建設の悪質な地上げ屋と戦う西部劇です。

クリント(ロッド・キャメロン)は、悪質な地上げ屋ハドソン(ゲオルグ・エルドレッジ)が農場を買収しようとしているという父からの知らせで故郷に帰ってきます。ハドソンは農場主が土地登記をしていないことを利用して鉄道建設用地を強引に買収。長年同じ場所に居住していると登記していなくても土地所有が認められており、クリントは請願書をワシントンの内務省に送ります。しかし、調査にきた役人はハドソン一味に殺され、犯人を捕まえたクリントは黒幕を白状させようとしますが……

上映時間59分のB西部劇ですが、旧き西部劇のエッセンスはテンコ盛り。牧童役のシックス・バー・カウボーイズの歌に始まり、歌で終わります。コメディリリーフのファジー・ナイトが笑いを誘い、法律遵守の保安官が悪党の罠にかかった主人公を逮捕。最後は、父の農場を襲う悪党たちを、証拠を見つけた主人公と保安官、それに農民たちが駆けつけて倒すという展開。邪魔になるだけの恋模様はなく、スコープ付きのライフルで駅馬車に乗っている役人を射殺するという趣向も面白く、楽しめる作品で~す。

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