お化けの次は妖怪

nostalji2017-07-13

録画していた『モンスター・ハント』(2015年/監督:ロマン・ヒュイ)を観る。妖怪王子を生んだ男と、妖怪ハンターの女が王子を護って戦うアクションファンタジーです。
内乱の妖怪世界から人間界に逃げてきた妖怪王妃は小さな村の若い村長テンイン(ジン・ポーラン)に出会い、お腹の子をテンインのお腹に移します。王妃は人間界にすむ悪い妖怪に殺され、妖怪の子を身籠ったテンインも妖怪に襲われますが、女妖怪ハンターのショウラン(バイ・バイホー)がテンインを救出。テンインは妖怪王子フーバを出産。最初はフーバを売りとばそうと考えていたショウランでしたが、テンインと一緒に旅を続けるうちに情が移り……
妖怪王子がどこから産まれてくるのかと思っていたら、口から飛び出してきました。ドリームワークスでアニメーターを務め、『シュレック3』などの監督をしたロマン・ヒュイなので、妖怪の造形はマンガ的です。特撮の出来は悪くないですね。
人間の姿をして人間界に住む妖怪たちがいるんですが、どうも人間を殺して、その皮を被っているという設定で、彼らを退治する妖怪ハンターがいるわけね。猿の脳みそ料理ならぬ、妖怪脳みそ料理など、妖怪を捕まえて食べるという発想にはついていけません。中国人にとってはユーモアのつもりかも知れませんが、悪趣味ですな。中国では家族揃って楽しんだ作品らしいですが、そんな感覚にはなれませ〜ん。