テレビ西部劇『ララミー牧場(シーズン2)』の#10「ならず者の宝」、#11「チャンスは一度きり」、#12「パーキンソン町の決闘」を観る。
「ならず者の宝」は、金が発見された噂を流し、町を占領した無法者とスリム(ジョン・スミス)が対決する物語。スリムが日常品の買い出しにやって来たララミーの町は、男たちが金鉱探しに出かけて残っているのは女たちだけ。そこへ銀行強盗のベッドロー(ロッド・キャメロン)一味が乗り込んできます。ベッドローの目的は銀行の金だけでなく……
噂を流しただけで町から男たちが全て金探しに行くという設定は少し無理がありますね。それに町の女性たちが少ないのもね。ロッド・キャメロンは40年代後半から50年代前半にかけてのB級西部劇では主演クラスでしたが、この頃はテレビ西部劇の出演ばかり。
「チャンスは一度きり」は、駅馬車中継所を強引に買収する悪党にスリムとジェス(ロバート・フラー)が対決。新しい駅馬車会社の代理人というバッカー(ジェフ・リチャーズ)が中継所の買収にやって来ます。バッカーは手下を使って中継所を脅して次々に買収。バッカーに資金を出しているフラン(フェイ・スペイン)とスリムは因縁があり……
今回のゲスト出演者に知った名前はなし。フェイ・スペインは何度か見た顔ですが、名前まで覚えちゃいません。
「パーキンソン町の決闘」は、ベン・パーキンソン(ヘンリー・ハル)の息子がシャーマン牧場の敷地内で銃の暴発により死に、ベンはスリムが殺したと思い、決闘を申し込みます。パーキンソン一族とシャーマン一族は過去に因縁があり、ベンはずっとシャーマン家に遺恨を持っていたのね。雷管式(パーカッション)のコルト・アーミーを使った決闘というのは珍しいです。弾丸を5発込め、町(ゴーストタウン)の両サイドから歩いてきて射程内にきたら撃ちはじめるというもの。パーカッション拳銃の装填シーンがあったのが嬉しかったで〜す。