帰京

nostalji2017-11-28

新幹線で春日太一:著の『仲代達矢が語る日本映画黄金時代』(文春文庫:2017年9月10日第1刷)を読了。仲代達矢へのインタビュー本です。
映画史の生き証人として、仲代達矢岡本喜八黒澤明ら名監督との出会いから、夏目雅子勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、現在の映画界に至るまでを濃密に語っています。
高峰秀子を映画界に対してニヒリズムがあったと言っているのは慧眼ですね。私も彼女の自伝などで感じていたことなんですよ。時代劇の将来を危惧しているのも納得。
映画のレベルが低下してきているのは、製作者(役者含む)のレベルが低下しているだけでなく、観客のレベルが低下していることもありますねェ。