アメコミといえば

nostalji2017-12-29

録画していた『ドクター・ストレンジ』(2016年/監督:スコット・デリクソン)を観る。天才外科医だった魔術師が世界を滅亡から救うマーベル・シネマです。
天才的脳神経外科医ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は交通事故にあって外科医として致命的な損傷を負います。あらゆる治療をしますがどれも駄目で、最後の望みをかけたのがチベットの修行場カマー・タージ。そこで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)と出会い、弟子入りします。想像を絶する厳しい修行の末に魔術師になるんですな。そんな彼の前に、ダーク・ディメンションの力を利用して暗黒魔術の力で世界を滅ぼそうとする闇の魔術師カエシリウスマッツ・ミケルセン)が現れ……
マーベルコミックの異色ヒーローで、街をバンバン破壊して戦うのでなく、多次元空間で魔法を打ちあって戦うのはユニークです。金をかけているだけあって多次元空間の映像も圧巻。監督自身が『マトリックス』と『インセプション』の影響をうけて作ったと語っているように、既視感があるのは仕方ないですね。物語に深みはなく、所詮映像で見せるだけの作品です。『マイティ・ソー バトルロイヤル』にドクター・ストレンジが登場した理由がエンドロールでわかりました。ヒーローたちを常にクロスオーバーさせるのが、マーベルの商品戦略ですなァ。