昨日に続き

nostalji2018-06-06

友人に送ってもらった『多羅尾伴内・隼の魔王』(1955年・東映/監督:松田定次)を観る。野球選手殺人事件の謎を“七つの顔の男”が解決します。
日本シリーズの超満員の球場でホームランを打った選手が毒針で殺されるという怪事件が発生。さらに、今度は相手チームの強打者・青池(安倍徹)が殺され、日本シリーズは3勝3敗。多羅尾伴内片岡千恵蔵)は、青池を買収しようとしていた野球雑誌社の社長(薄田研二)に接近。しかし、悪徳探偵(三島雅夫)一味に恋人(田代百合子)を誘拐された強打者(波島進)が彼らに脅迫されたことから……
七つの顔の男は、老医師・多羅尾伴内・片目の運転手・人夫頭・せむし男・野球コーチ・藤村太蔵に姿を変えて野球賭博団を追い詰めていきます。
ずっと昔に観た記憶(プレイ中に野球選手が殺される)があって、調べてみると55年の正月映画だったんですね。併映が『紅孔雀(第二部)』で、この作品が見たくて親に連れて行ってもらったのでした。『紅孔雀』は三部作で前年の12月27日に第一部が公開(併映は『旗本退屈男・謎の怪人屋敷』)され、1月3日に第二部、1月9日に第三部が公開されています。冬休みということで、子どもの頃は家族と正月映画をよく観に行っているんですが、これが最初で〜す。