録画していた『ワンダーウーマン』(2017年/監督:パティ・ジェンキンス)を観る。DCコミック女性スーパーヒーローのワンダーウーマンの出現と活躍を描いたアクションアドベンチャーです。『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年/監督:ザック・スナイダー)で顔を見せていますが、これは単独主人公作品。
外界から遮断された女性だけの部族・アマゾンの島にドイツ軍に追われたアメリカ人パイロットのスティーブ・トレバー(クリス・パイン)が不時着します。時は第一次大戦のさなかで、ルーデンドルフ将軍(ダニー・ヒューストン)はマル博士(エレナ・アナヤ)が開発中の毒ガスで罪なき人々を殺そうとしており、スティーブからそのことを聞いた王女ダイアナ(ガル・ガドット)はスティーブと共に戦地へ。戦いを通してダイアナは、ワンダーウーマンとしてのパワーを開花していきますが……
敵がマッド軍人とマッド科学者では相手として物足らないと思っていたら、最後に戦いの神アレスが登場。マーベルのキャプテン・アメリカとマイティ・ソーへの対抗的位置づけになっていますね。原作ではナチスと戦うヒーローでしたが、第一次大戦に舞台設定したのはキャプテン・アメリカとの違いをだすためかな。少女から成長していくシーンがあるんですが、何歳から不老不死になるんだろう。一緒に観ていたカミさんに聞かれたけど、そんなこと知るか。
ミス・イスラエルで入隊経験もあるガル・ガドットは、美形でアクションもよくグッド。だけど、私にとってワンダーウーマンといえばテレビ版(1975年〜79年放送)のリンダ・カーターね。日本ではフジテレビ系列で、『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』の邦題で1977年12月〜78年1月に第1シーズンが、『紅い旋風ワンダーウーマン』の邦題で1980年10月〜81年8月に第2〜3シーズンが放送されました。第二次大戦を舞台にした『空飛ぶ鉄腕美女』は観ておらず、私が観ていたのは由美かおるが吹き替えていた『紅い旋風』。現代を舞台に、国際犯罪組織と戦うスパイアクション的な内容になっていました。リンダ・カーターはガル・ガドットのような違い力強さはなかったけど、くびれた腰と、キッチュなコスチュームが良かったよォ。