二番煎じというより

nostalji2018-07-07

友人に送ってもらった『忘八武士道さ無頼』(1974年・東映/監督:原田隆司)を観る。丹波哲郎が主演した『忘八武士道』(1973年・東映/監督:石井輝雄)の続編かと思いきや、単なる焼き直しでした。
生きるのが面倒くさくなった無頼浪人・九死一生(伊吹吾郎)は自ら捕り方に捕まり、断首されるところを忘八者の元締・棚橋才兵衛(天津敏)に救われます。吉原総名主・大門四郎兵衛(北村英三)は無明炎蔵(沼田曜一)率いる配下の九郎助組を使って忘八が稼ぎにしている私娼窟を襲撃。才兵衛の依頼で九死一生は大門四郎兵衛を殺しますが、背後に才兵衛と結託して吉原支配を狙う黒幕(菅貫太郎)がいて……
血みどろスプラッターのチャンバラと、池玲子を筆頭に女優たちの裸オンパレードのポルノ時代劇。前作と同じようなストーリー展開で新味はありません。池玲子に献身的につくす川谷拓三のキャラが面白いくらいかな。川谷拓三は前年の“仁義なき戦い”シリーズから存在感が知られるようになり、この作品では一際存在感が光っていま〜す。