最後は

nostalji2018-10-04

録画していた韓国時代劇『血闘』(2011年/監督:パク・フンジョン)を観る。朝鮮王朝時代、清国との戦いで生き残った三人の死闘を描いた作品。
明国の要請で満州に出兵した朝鮮軍は清国軍に敗れ、ホンミョン(パク・ヒスン)は負傷したトヨン(チン・グ)と、廃墟となった宿屋へ逃れます。そこには、軍を脱走した徴用兵のトゥス(コ・チャンソク)が隠れており……
ホンミョンとトヨンは親友でしたが、トヨンはホンミョンが自分の父を政敵に売ったことでホンミョンに憎しみをもっており、ホンミョンは家柄をかさにきたトヨンの上から目線や自分が慕っていた女性と結婚したことで憎しみをもっています。トゥスは無理やり徴兵されたことや軍隊での仕打ちに両班階級の二人に憎しみを持つという構図の中で物語が展開。回想シーンによって心理的サスペンスを盛り上げていくのですが、テンポが悪いので緊張感が昂まりません。赦す気持ちよりも恨の方が強い韓国民の心情がよく出ている作品で〜す。