昨日に続き

nostalji2018-10-16

西部劇DVDの『ガンファイター』(1947年/監督:ジョージ・ワグナー)を観る。原作がゼーン・グレイの日本未公開西部劇です。
ガンファイターのブラゾス(ランドルフ・スコット)は、銃を捨て平穏な生活を求めて親友のボブが働くインスキップ牧場にやって来ますがボブの射殺死体を見つけ犯人にされます。リンチされそうになりますが、インスキップ(チャーリー・グラップウィン)に救われ、ボブからの手紙を保安官(チャールズ・ケンパー)に見せて釈放され、ボブの身体に残された弾丸と現場に残された足跡を手掛かりに犯人捜しを開始。その地方一帯は大牧場主のバナー(グリフ・バーネット)が支配しており、保安官助手のヨウント(グラント・ウィンザース)を手先にしてブラゾスをリンチしようとしたことがわかります。牧童頭のバード(ブルース・キャボット)と殺し屋のベン(フォレスト・タッカー)がブラゾスを監視。ブラゾスはバナーの娘ジェーン(ドロシー・ハート)とベス(バーバラ・ブリトン)姉妹と親しくなりますが、足跡がベスのものだとわかり……
登場人物のキャラ設定が浅く、はっきりしていないのでモヤモヤしていてスッキリしない作品。演出が凡庸なので多様な人物を整理できていないんですよ。犯人がわかっても、殺した動機が漠然としていて、観ている者にわからないのが致命的。ランドルフ・スコットはグッドなんですけどねェ。