週末は読書

nostalji2018-11-03

CDを聴きながら、何やかやあって積読状態だったウィリアム・D・ジェニングス:著(斎藤伯好:訳)の西部小説『11人のカウボーイ』(角川文庫:1972年5月20日第1刷発行)を読了。ジョン・ウェイン主演で映画化された原作本です。
ゴールドラッシュでカウボーイたちが金探しに行ったため、ウィル・アンダーセンはベルフォーシェまでの640キロの牛追いの旅に夏休みに入る少年たちを仕方なく雇います。ウィルが少年たちを口説くのでなく、少年たちが志願してくるんですな。少年の親たちは、ウィルの人柄をよく知っているので、息子をウィルに預けます。全386頁のうち牛追いの旅が始まるのが186頁からで、放牧地に散らばっている1600頭の牛を集め、焼き印を押しといった少年たちを鍛えるカウボーイ生活をじっくり描写しています。旅に出てからは、インディアンの出現、娼婦たちの馬車との出会い、そしてウィルを殺して牛を奪った無法者たちとの戦いね。ページをめくりながら映画の記憶が少しずつ甦ってきましたよォ。アクションシーンは映画にかないませんが、少年たちの性格描写は小説の方が優れていま〜す。