読みかけもあるが

nostalji2018-12-26

今年読了した本は41冊。内訳は、小説15冊、マンガ13冊、評論等ノンフィクション13冊です。小説は時代小説6冊・西部小説9冊、マンガは西部劇マンガ1冊・歴史マンガ12冊(みなもと太郎の『風雲児たち』12巻)、評論等ノンフィクションは映画テレビ関係が8冊・歴史関係3冊・その他2冊と、西部劇と時代劇が中心ね。
吉田広明:著の『西部劇論』(作品社:2018年10月30日初版発行)は、西部劇論ということで購入したものの、途中でページが進まず放ったらかし。ハードカバーで500ページを超える圧倒的分量の上、「西部劇をアナクロニズムの冪乗(べきじょう)を、創造的に働かせるしかないだろう」といった小難しい表現が多くて、読んでいて疲れました。ノワールと関連づけて西部劇を論評しており、ノワール映画に興味ある人には面白いかもしれませんが、西部劇作品に関しては事実誤認が多々あります。本編の他に70ページにわたって“西部劇主要作品解説”がありますが、ざっと目を通しただけですが、あくまでもノワール論に関連した著者の主観による選択で、『シェーン』や『駅馬車』などの所謂“名作”は採り上げていません。はっきり言って、偏った西部劇論で〜す。