週末はA級映画

録画していた『レディ・プレイヤー1』(2018年/監督:スティーヴン・スピルバーグ)を観る。バーチャルゲームの世界を舞台にしたSFアドベンチャーです。
2045年の近未来は貧富の差が激しく、17歳のウェイド(タイ・シェリダン)はヴァーチャル世界オアシスを唯一の居場所にしています。そこでは誰もが好きなアバターに姿を変え、自分の思い描く人生を生きることができるのね。オアシスの創設者ハリデー(マーク・ライランス)が亡くなり、彼が仕掛けた3つの謎を解き、オアシスに隠された3つのイースターエッグを最初に見つけた者に莫大な遺産とオアシスの後継者としてその全権を与えるという彼の残した遺言で、ヴァーチャル内で争奪戦が繰り広げられます。ウェイドもその争奪ゲームに加わり、オアシスで出会った気のあう仲間たちと力を合わせて3つの謎に挑んでいきますが……
出演者はA級ではありませんが、監督がスピルバーグなのでね。昭和の時代までは、監督で映画を観るファンが多くいましたが、最近はどうなのだろう。そんな中で、ヒッチコックジョン・フォードキューブリックデヴィッド・リーンなど、誰もが認めるのがA級監督。最近は少なくなってきましたが、スピルバーグもその一人ね。
でもってこの作品ですが、スピルバーグの遊び心が満載です。AKIRA、キングコングストリートファイターグレムリン、シャイニング、バック・トゥー・ザ・フューチャー、伊福部メロディーにのってゴジラまで出てきた時にゃ、ウキウキですよ。ゴジラと戦うのがガンダムね。ベタな友情物語と強引な物語展開になっていますが、お金をかけただけのことはある愉しい作品です。スピルバーグが、日本の映画に諸々の影響を受けていたことがよくわかりま~す。

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