怪獣の次はギャング

録画していた『キング・オブ・ギャングスター』(2015年/監督:リッチ・ハーネット)を観る。実在のギャングを扱った英国ギャング映画です。
1995年12月6日に英国エセックス州で3人のギャングが殺害されてから2年後、3人の友人だったカールトン・リーチ(リッチ・ハーネット)は自分も殺されるのではないかという恐怖からクスリ漬けの毎日を送っています。ドラッグの過剰摂取で危うく死にかけたリーチは、昔なじみのボクシング・ジムで身体を鍛えなおし、再び暴力団を結成。裏社会で台頭していきますが巨大組織ににらまれ……
酒場からみかじめ料を取ったり、借金の回収をしたりと、やっていることは日本の暴力団と同じ。警察には頼めず、裏で解決しようとする連中が彼らを利用するんですな。裏社会にも秩序があって、それをはみ出すと組織から狙われることになります。普通なら冒頭で友人を殺した組織との対決があるんでしょうが、実話なので犯人はわからないまま。組織の中で生きるような終わり方は、何じゃコリャです。演出的にも見るべきところはなく、退屈な作品で~す。

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