『史上最大の作戦』(1962年)を録画して再見。とは言っても、雷の影響で前半は録れておらず、観ることができたのは、パラシュート部隊のレッド・バトンズが教会の鐘楼にひっかかったところからね。
ノルマンディー上陸作戦の攻防を描いたこの作品は、監督でもなく俳優でもなく、米・英・仏・独のスタッフとキャストを結集させた製作者ダリル・F・ザナックの映画です。ケン・アナキン(米)が攻撃側のドラマシーンを、ベルンハルト・ヴィッキ(独)が守備側のドラマシーンを、アンドリュー・マルトン(米)がスペクタクルアクションシーンを監督。出演者はアメリカから、ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ミッチャム、ロバート・ライアン、ロッド・スタイガー、メル・ファーラー、スチュアート・ホイットマン、エドモンド・オブライエン、ジェフリー・ハンター、ロバート・ワグナー、リチャード・ベイマー、スティーブ・フォレスト、エディ・アルバート、レッド・バトンズ、トム・トライオン、レイ・ダントン、サル・ミネオ、ロディ・マクドウォール、ポール・アンカなど。イギリスからは、リチャード・バートン、ショーン・コネリー、ケネス・モア、ピーター・ローフォードなど。フランスからは、ジャン・ルイ・バロー、クリスチャン・マルカン、アルレッティー、ブールヴィルなど。ドイツからは、クルト・ユルゲンス、ピーター・ヴァン・アイク、ゲルト・フレーベなど。1950~60年代に洋画を観ていた人なら、思い浮かぶ顔ぶれがワンサと出ていますよ。
作品としての良し悪しは別として、映画会社が力を持っていた時代の産物で、このような映画は二度と作られることはないでしょう。