続いて

録画していた『ヒットマン:レジェンド 憎しみの銃弾』(2019年/監督:イゴール)を観る。息子を殺された殺し屋の組織への復讐を描いた劇場未公開のイタリア映画です。

1972年のナポリ、組織の凄腕ヒットマンとして長年活躍してきたペッピーノ(トニー・セルヴィッロ)の息子も殺し屋ですが、息子が標的とした若いギャングに逆に殺されます。ペッピーノも命を狙われ、組織に裏切られたと考え、組織のボスを殺害。しかし、息子を殺したギャングが組織と敵対するラーヴァ(ジージョ・モッラ)のファミリーにいることがわかり、仲間のリータ(ヴァレリア・ゴリノ)とトト(カルロ・ブチロッソ)に協力をもとめ、ラーヴァの甥を拉致しますが……

イゴールが自身のグラフィックノベルを自ら監督・脚本・美術を担当して実写映画化。劇画にしては地味な内容で、読者層に興味がひかれますね。ストーリー展開は少し雑ですが、光と影をうまく使った演出はダークな雰囲気が出ていてグッド。1970年代の世界観もうまく表現できています。それにしても主演のトニー・セルヴィッロは劇画の登場人物のような鼻をしていたけど、あれって本物?

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