老人パワー期待で

録画していた『ヒットマンズ・ハリケーン』(2021年/監督:ジョス・リッグズ)を観る。嵐で孤立した高齢者施設で繰り広げるアクション映画です。

南米の麻薬組織の犯罪を暴く裁判の重要証人となる父娘を移送中、組織のギャングから襲撃を受けた麻薬取締局のベネット捜査官(コスタス・マンディロア)は、テイラー(ナターシャ・ヘンストリッジ)の高齢者施設に二人を預け、応援を呼びに行きます。三人のギャングが高齢者施設に侵入。負傷していた父親は殺され、娘のアメリア(アディソン・ケンドール)を守るべく知恵を絞りますが……

侵入したギャングたちの目的は、父娘が証拠品として持っているマイクロチップ資金洗浄のためにビットコインに換えた組織の金を手に入れようとしているんですな。父親を殺したため、その在処を知るためにはアメリアを殺すことができません。

ハリケーンの設定がまるで活かされていません。映像も強風なしのドシャ降り程度。老人たちの活躍で悪漢退治があるのかと思ったらそれもなし。最後に少し捻りがある程度で、派手なアクションもなく、高齢者施設を舞台にした隠れんぼゴッコです。DVDが発売されていますが、C級映画の典型で、ジャケット画像のイメージと内容は別物で~す。