好きなスターじゃないが

録画していた『ラスト・パニッシャー』(2019年/監督:ショーン・クー)を観る。ボスの身代わりとなって殺人罪で19年の服役した男が約束を破った者たちへ復讐するアクション映画です。

致死性の不眠症で余命わずかと診断されたフランク(ニコラス・ケイジ)は、19年振りに釈放されます。自分の命がつきるまでに、服役中に愛する者の命を奪った裏切り者たちへ復讐することを決意。ボスの居所を聞くためにかつての仲間で友人だったクウェンティン(ベンジャミン・ブラット)を訪ねますが……

昔はA級良品映画に主演していたニコラス・ケイジですが、最近はB級粗悪品ばかり出演。これも、その一つといえますな。19年も服役していたのにブクブク太った体形。再会した仲間が、「おまえ痩せたなァ」とは、どこがだよォ。前半は成長した息子との穏やかな日がダラダラ展開し、それが主人公の妄想とわかったところから、アクションが展開。といっても、派手なものはありません。アクション映画だと思って観たら、完全に肩透かしです。アクションのある、中途半端なヒューマンドラマといった作品で~す。

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