好きなスターなので

録画していた『スリーデイズ』(2010年/監督:ポール・ハギス)を観る。入獄している妻を救うために脱獄を計画する男を描いたサスペンス映画です。

大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)は、愛する妻子と幸せな毎日を過ごしていましたが、ある日、妻のララ(エリザベス・バンクス)が殺人容疑で逮捕されます。妻の無実を信じて奔走するジョンでしたが、3年後に裁判で有罪が確定。絶望したララは自殺未遂。ジョンは脱獄を決意して、脱獄の専門家デイモン(リーアム・ニーソン)に教えを請います。全てをかけた綿密な脱獄計画を練りますが……

フランス映画『すべて彼女のために』をハリウッドでリメイク。『ツーリスト』もフランス映画をリメイクしたサスペンスでしたが、派手にしただけでサスペンスの良さは出ていませんでした。でもって、この作品ですが、妻が本当に無実なのかどうか、終盤までわからないようにしているのが良いですね。真犯人捜しをカットして、妻の救出だけに絞った展開もグッド。ご都合主義的展開にリアリティーはありませんが、ハリウッド的派手さも加え、娯楽サスペンス映画としては満足できます。リーアム・ニーソンや父親役のブライアン・デネフィーは、もったいない使われ方をしていると思いますけどね。

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