続いて

録画していた『極道黒社会 RAINY DOG』(1997年/監督:三池崇史)を観る。台湾を舞台に日本人ヒットマンの彷徨を描いたノワール・アクションです。

日本から台北に追われたヤクザの優児(哀川翔)は、台湾マフィアに雇われてヒットマン家業。昔の女から、「あんたの子どもだ」と口のきけない少年チェンを押しつけられます。そんな時、ボスから対立組織のクー・チーピン暗殺を要請され、チーピンの縄張りに潜入。暗殺に成功しますが、チーピンの弟フォンに追われ、娼婦リリーとチェンを連れて逃走。しかし、ボスに裏切られ、日本から来た殺し屋(田口トモロヲ)も現れ……

全編台湾ロケ(役者も哀川翔田口トモロヲ以外は全て台湾俳優)しており、リアル重視の作品になっています。三池崇史特有のおフザケもなく、本格ノワール。“雨の降る日は不吉”という主人公のこだわりが伏線になっており、やたらと雨のシーンばかり。それにしても、台湾って、あんなに雨が降ったっけ。

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