日本が舞台で

録画していた『イントゥ・ザ・サン』(2005年/監督:ミンク)を観る。CIAエージェントが日本のヤクザと戦うアクション映画です。

不法入国外人の一掃をかかげる東京都知事候補が何者かに射殺され、国際テロリスト対策をしているFBIはCIAに協力を要請。日本語ができてヤクザ社会にも精通しているトラビス(スティーブン・セガール)が、FBIの若き捜査官ショーン(マシュー・デイヴィス)と東京で捜査を開始します。事件の背後に、新興ヤクザの黒田(大沢たかを)が中国マフィアのチェン(ケン・ロウ)と手を組み、日本の裏社会を支配しようとしていることがわかり……

セガールは17歳の時に来日し、14年間日本にいたので日本語は堪能。ただ大阪で暮らしていたので大阪弁ね。日本にいる時に結婚して、子どもも誕生。劇中でヤクザが見ていたビデオが“平成ガメラ”(娘の藤谷文子の顔アップあり)だったのは楽屋オチ。ハリウッド的日本紹介は商売上仕方ないにしても、“昭和残侠伝”よろしく、刺青師の豊原功補と刀でもっての殴り込みはいただけません。ドンパチのかわりに刀で無敵のセガールを見せてくれてもねェ。

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