週に1度は時代劇

録画していた市川海老蔵:主演の特別ドラマ・13代目市川團十郎白猿襲名記念特別企画『桶狭間織田信長 覇王の誕生~』を観る。桶狭間の戦いを題材にした歴史ドラマです。

1560年、今川義元三上博史)は2万5千の大軍で尾張に侵攻。織田信長市川海老蔵)は軍議もせず、近習の者だけを連れて夜中に出陣。母の土田御前(黒木瞳)は「信長は逃げた」と濃姫広瀬すず)になじります。信長は熱田神宮木下藤吉郎中尾明慶)や津島衆など信用できる兵士2千が集結し、今川の大軍に立ち向かっていきます。

父・信秀(北村一輝)との思い出、斎藤道三佐藤浩市)との会見、弟・信勝の処分など、桶狭間までの主な出来事がカットバックで挿入される構成。義元は、事前に信長の行動をつかんでいたという設定ですが、それにしてはあまりにも不用心。

市川海老蔵は重厚さを出そうとするあまり、演技が一本調子で、観ていて感情移入できません。三上博史も臭い芝居で周りから浮いていますな。襲名記念ということで、娘のぼたんと息子の勧玄が濃姫と信長の幼児期の役で出演しているのはご愛敬。出来は今イチですが、民放が歴史劇を製作したことは敬意を表しま~す。

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