今年最初は

録画していた『聖徳太子(前後編)』を観る。だいぶ以前にNHK・BSが古代歴史ドラマとして、『聖徳太子』→『大化の改新』→『大仏開眼』と放送したのですが、『聖徳太子』を見逃していたんですよ。

聖徳太子厩戸皇子の少年時代(浅利陽介)から始まり、蘇我馬子緒形拳)の娘で後の妻となる少女・刀自古郎女(戸田恵梨香)との出会い、父・用明天皇近藤正臣)が死に朝廷は混乱。叔父にあたる穴穂部皇子柄本明)を推す物部守屋宝田明)と泊瀬部皇子(加藤雅也)を推す馬子の争いとなり、厩戸皇子本木雅弘)の活躍で馬子が勝利します。泊瀬部皇子は即位して崇峻天皇となりますが、政治の実権は馬子が握り……(ここまでが前編)

馬子は新羅出兵を計画し、新羅からやって来て厩戸皇子に仕えていた伊真(ソル・ギョング)は馬子を暗殺しようとしますが失敗。馬子は自分を目の敵にしている崇峻天皇の仕業と考え、崇峻天皇を暗殺。困窮している飛鳥の民を刀自古郎女(中谷美紀)と救済していた厩戸は、都へ呼び戻されます。厩戸の叔母にあたる額田部皇女が即位して推古天皇となり、厩戸皇子を摂政に任命。新羅出兵をめぐって、戦争をしない平和な世界を望む厩戸と馬子が対立するようになり……

遣隋使・小野妹子今田耕司)を派遣し、大陸の進んだ文化や制度をとりいれて、冠位十二階や十七条の憲法を定めるまでの物語。聖徳太子については謎だらけなのですが、それだけに自由発想できる素材。朝廷内の権力闘争や、国際問題などを、友情や恋をからめてじっくり描いたら大河ドラマにできそうです。それにしても、“以和為貴”は、未来永劫、日本の国是とすべきものだなァ。

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